海辺のカフカ

海辺のカフカ 第32章

韓国語

<사람은 누구나 속 빠진 빈 껍데기>

この章は結構読みやすかった・・・けどちょっと長かった📖

초라한~
초라한~
초라한~
(p.140 みすぼらしい、うらぶれた~)

시간을 많이 들여 정성껏~
시간을 많이 들여 정성껏~
시간을 많이 들여 정성껏~
(p.141 時間をたっぷりかけて心を込め~)

다양한~
다양한~
다양한~
(p.142 多様な~)

と、しつこく同じ表現を繰り返す部分がありましたね☘️
これって大事?ってことで초라하다を覚えました😉
いや、前も出てきた単語なのに忘れていたようだ・・・

그림자도 반밖에 없습니다.
(影も半分しかありません)

という文章も、この章では分散されて3か所くらい出てきてました

さて。

ホシノ青年が見つけてきた”入口の石”が
ナカタさんの枕元にあるところから始まります

ナカタさんはホシノ青年が起きるまで、
ネコさんと話をしようとしたり(ジョニーウォーカー事件後、話せなくなったらしい)
図書館で見たネコさんたちの顔を思い出したりしながら・・・

★외국 고양이는 역시 외국 말을 할까?
(外国のネコさんはやはり外国の言葉をしゃべるのだろうか)

ナカタさん、いいとこ突くなぁ~😆
私も知りたい✨

そうこうしてるうちに、ホシノ青年が起きます
またしてもナカタさんのカンで”もうすぐ벼락 상(雷さん)が来る”ということで
2人で石のある部屋で過ごします

★두 사람은 서로 우호의 파이프를 교환하는 인디언 같은 모습으로,
그 돌을 사이에 두고 마주 앉았다.

(二人は友好のパイプを交換するインディアンみたいな格好で、
その石をはさんで向かい合って座った。)

この表現もちょっと微笑ましいですね☘️

私は、ふと思い付いたよ💡
小説を読んでいて”知らない単語が出てきた”と思う時はよく
仮定の話の時なのだと💡
(この部分は難しくない単語ですが)

だからこういう같은とか듯한みたいなのの前後は
小説の内容に(一見)脈略のない単語がポンっと出てきて
辞書を調べるはめになるんですね

春樹本は仮定が面白いので引き込まれますねー。

でも後半にある
「地獄でホットケーキ」
こ・・・これは・・・オヤジギャグでは!?

★지옥에서 부처님을 만나는 것처럼 큰 곤경에서 구원을 받게 된 행운을”지옥에서 부처님”이라고 한다.
핫케이크는 부처님이라는 일본어가 호도케여서 음이 비슷한 점을 풍자적으로 표현한
말-역주
(地獄で仏に会うような大きな苦境で助けられる幸運を”地獄で仏”と言う。
ホットケーキは仏という日本語がホトケで音が似ている点を風刺的に表現したことば━訳注)

訳者はよくコレ調べたなぁ・・・
軽いノリのホシノ青年を見事に表現したオヤジギャグではありながら
実は仏教語のことわざ😆

ちょっと横道それましたが、
この場面はナカタさんから

★완전히 뒤집어야 합니다.
(完全にひっくり返さなくてはなりません)

と頼まれて、なけなしの力を振り絞って石を持ち上げるシーンで使われてましたね
ものすごく大変そう‼️

最後にナカタさんが入口が開いたと言ったあとのホシノ青年の一言

★이렇게까지 했는데도 만약 열리지 않았다면,
내 체면이 뭐가 됐겠어?
(もしそれで開かなかったら、俺っちの立場がないぜ」

で、なんで石をひっくり返さなきゃいけないのか、
入り口が開いたとはどういうことなのか、、

まだまだ謎は深まるばかり🙄

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

この章で一番印象深かったのは、ナカタさんが

「自分が一体何だったのか」
「本が一冊もない図書館のように空っぽ」
「普通のナカタになりたい」
「普通のナカタに戻りたい」

と告白するところです

誰しも一度や二度は、人生や自分の存在意義について考えたことがあると思いますが
ナカタさんは多分・・・
生まれて初めて、そういう問題に直面したんだと。

翻って自分。

本当はこんな人になりたい、と思いながら
なかなか到達できない自分がいます
でもそれって、実は”普通”のことなのかも?
みんな、理想像を抱えながら 到達できず
到達を夢見つつ 理想とはちょっと違う自分を一生懸命生きてる☺️

そう考えると、ナカタさんはもう「普通のナカタ」とはいかないまでも
「普通のナカタ」になりつつあるんじゃないかな?

あー!でも!!

やっぱり「普通」になんかならないで!!!
(今後の展開が衝撃なんですよねー)

😱

ではでは、nikkaさん 次回33章お願いしますネ