休むのにも技術が必要「休む技術」を読んでみた感想

休む技術

最近、疲れが取れないなぁ と思って
本屋さんで何気なく手にとってみました。

「休む」って、そもそもどういう状態なんだろう・・・

どうすれば、休めるんだろう・・・

そんなヒントが載っていたような、いなかったような、いたような本です。
コロナの時代には、できないようなことも多いので
そこは仕方ありません

私なりに、参考になった部分をピックアップしてみました。

本の概要

「休む技術」 かしこくコスパを上げる大人のオン・オフ術 西多昌規

目次

1章 暮らしをゆるめてこまめに休む技術

 ・せっかく休んでも、休んだ気になれないのはなぜ?
 ・「仕事の不安」が休みをつまらなくしている
 ・平日に、5分スポットの「好きなこと時間」を確保する
 ・仕事の中に「サボる時間」を「計画」すればラクになる
 ・「面倒くさい」ことは、「とりあえず」始めてみる
 ・「楽しいこと」への期待感をもち続ける
 ・カレンダーの休日を見ながら楽しめそうなプランを考える
 ・他人のプランに乗っかって、新鮮な休日をブランニングする
 ・まずは、来月の「カジュアル旅行」の予定を決める
 ・いつものオフにサムシング・ニューをプラスする

第2章 からだをゆるめて休ませる技術

 ・その眠気、「睡眠不足症候群」です
 ・睡眠の取り方を変えれば、パフォーマンスを上げられる
 ・「ダルい」「しんどい」のもとにある「慢性疲労」はゆるいスポーツで改善する
 ・道具を使うスポーツやラジオ体操・ヨガはなぜ、こころとからだにいいのか
 ・マッサージは疲れた「すぐあと」がお勧めです
 ・すきま時間の「5分間瞑想」でこころとからだを蘇らせる
 ・疲れをごまかす脳のはたらきがこころの疲労骨折のもとになることも

第3章 上手に休んでパフォーマンスを上げる技術

 ・仕事モードをリラックスモードに一瞬で変える方法
 ・休憩でワーキングメモリの機能をチャージする
 ・15分の仮眠でワーキングメモリを生き返らせる
 ・こころの余裕が集中力を高めてひらめきを生む理由
 ・休憩か?仕事か?と迷ったときには・・・
 ・メリハリの「メリ」が「長く」「ストレスなく」頑張れるコツ
 ・仕事の「CMタイム」はどのくらい必要?

第4章 人間関係を休む技術

 ・「気を遣いすぎて疲れる」こころの奥には、対人不安が潜んでいます
 ・つらくなったら、人間関係を「休む」日があってもいい
 ・「即レス」縛りがしんどくなったときには
 ・周囲との距離の取り方を考えすぎてしまうときには
 ・笑顔でひとと合わせるのが苦しくなったら
 ・人間関係の要は「ハブ」。あとは捨ててもOKです

第5章 「やらなきゃダメ」を休む技術

 ・予定に追われて毎日イライラしていたら
 ・頑張り屋さんだって、休まなければ息切れするのは当たり前
 ・コストパフォーマンスの低い残業ばかりしていませんか?
 ・絶対にしなければならないことは、そんなにたくさんありません
 ・有休を取ることに罪悪感があるあなたへ
 ・「悪いな」と思いながら休むと、喜びの感情が目減りしてしまいます
 ・ときには仲間を頼って上手に休む

著者

西多昌規 にしだまさき

精神科医・医学博士。
早稲田大学スポーツ科学学術院・准教授。
1970年石川県生まれ、東京医科歯科大学卒業。
東京医科歯科大学助教、自治医科大学講師、ハーバード大学、スタンフォード大学の客員研究員などを経て、現職。
精神科専門医、睡眠医療認定医。
専門は睡眠、身体運動とメンタルヘルス。
主な著書に
『精神科医が教える「集中力」のレッスン』
『感情に振り回されない技術』
『医師が教える幸せな人がやめている36の習慣』
『眠る技術』
『「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本』
『「テンパらない」技術』
などがある。

印象に残ったキーワード

喜びの予感が喜びを生む

先日読んだ、「スマホ脳」の中にも出てきましたが、

ドーパミンをより刺激するのは今の「喜び」ではなく、将来への「期待」

だそうです。

だから、休む行為よりも、「もうすぐ休みだ」と将来を期待する時のほうが
喜びを感じやすいのだとか。

なので、楽しいことを企画したり、予定することこそ大切なんだそうです。

ちょっとわかる気がします。

例えば、試験を受けて、それまで頑張ってきた成果をすぐ確認したい
だけど、結果発表は2週間先・・・みたいな時。

絶対合格してる!はず!と期待するときって
ワクワクが止まらないですよね(^^)

それで、結果を見た時は嬉しいけど、その嬉しさはなぜか持続せず
しばらくすると

「まぁ、あの程度は当たり前かな」

日常に戻ってしまう

著者さんは、旅行などをなるべく前倒しに予定することを勧められています。
今はそういう状況は難しいですが、
他のなにか、ワクワクすることをずっと先に設定するのは
悪くないなぁと思います。

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「瞑想」で気持ちをリセット

呼吸を整えて、ちょこっとお昼休みなどにリセットすると、こころとからだを蘇らせることができるそうです。

目を閉じて、一度腹部にグッと力を入れて、圧力を内蔵全体にかけてみましょう。
こうすることで、からだをリラックスさせるはたらきをする副交感神経が活発になります

鼻から息を吸ってゆっくり下図を数えながら、鼻から息を吐き出します。
吐く時間を、吸う時間に比べて倍以上取りましょう。これを、数回繰り返します。

本格的な瞑想だと、時間がかかるけれど
この程度ならできそうですよね。

カフェなどでやってもバレなさそう。

「つかず離れずの関係」がいちばんストレスが少ない

他人との距離感、難しい問題ですよね。
この一文を読んで、なるほどなと思いました。

やっぱり、人って自分ひとりの時間や場所が必要な生き物だと思います。
その中で、ストレスを感じる相手との距離感。
これは、

物理的な距離を取ってできるだけ近づかない

ことがやっぱり大切だそうです。

忙しさをアピールしたり、
何か理由を考えて、とにかく相手に近づかない。

そうすることで、心理的にも距離が生まれて
ラクになるそうです。

あー。これはわかるw

無理して会う必要ないですよね。

私はある時から、例えば電車でイヤな感じの人が近くにいたら
遠慮なく場所を移動することにしています。

「イヤだなぁ・・・」

と思いつつ我慢する必要、ないですよね。

見たくないものからは、さっと離れる。
話したくない人には、連絡しない。

多分、これが正解じゃないでしょうか。

人間関係も「休む」(離れる)と、
心がリラックスできますよね。

難易度高めですが、実は一番のストレスは人間関係だと思うので
思い切って休みましょう。

まとめ

私もなんとなく、休むことが苦手というか
非日常さえ頑張ってしまう性格なので

ぼーっとしたり

散歩したり

この本に書かれていた「小ネタ」を参考にしつつ

そんなことからでも始めたいなぁと思いました🍀